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薔薇の詩 [花]

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    薔薇ノ木ニ

    薔薇ノ花サク。

    ナニゴトノ不思議ナケレド。

      北原白秋 「薔薇」 詩集・白金の独楽より 
           岩波文庫版 『白秋詩抄』所収

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 なかなか更新出来ないうちに、もう五月も最後の日となってしまいました。

 僕の感覚では、何という事も無いつもりですが、実際には思いの外慌ただしく、パソコンに向かう時間も、限られてしまっています…

 庭の花など、五月に撮った写真も少しはあるのですが、今回は5月16日に撮ったバラの写真を載せることにします。

 撮影場所は、千葉県八千代市の「京成バラ園」です。

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 園内はかなり広いのですが、 多くの部分がバリアフリーとなっていて、車椅子を押しながらでも、割合楽に見学することが出来ます。

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 個々のバラを観て歩くのも、勿論いいのですが、途中の土手状の通路から、バラ園を見渡すと、なかなか豪華な風景が楽しめます。

 僕の父親は、この風景の方を観ていたいと言うので、途中で何度も車椅子を止めて眺めていました。

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 実を言えば、「薔薇の詩」というタイトルのこの記事は、昨年の五月に「京成バラ園」へバラを観に行った際に書こうとして、そのまま書き掛けになっていたものです。

 本当は、幾つかの詩を引用して、記事を書こうとしたのですが、二つの詩を引用したところで、挫折してしまいました…

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 バラの詩と言うと、バラが好きで、バラの刺に刺されたことが原因で亡くなったと言う、リルケを思い出します。

 でも、僕が詩に興味を持ち始めた頃に読んだバラの詩は、スウィンバーンと言う詩人の、次のような一節でした。

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    もし

   愛がばらの花であり

          わたしが

    その葉であったなら

  くらい日も

   あかるい日も

   ともに

  わたしたちの

   いのちは

  そだつでしょう

     
スウィンバーン

      石森章太郎 『きりと ばらと ほしと 第二部 ばら』より

         朝日ソノラマ・sun comics 『竜神沼』昭和42年2月1日・刊 所収

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 これは、『サイボーグ009』や『仮面ライダー』の作者として知られる、故・石ノ森章太郎さん(当時は石森章太郎)の、吸血鬼をテーマとした少女マンガ『きりと ばらと ほしと』第二部「ばら」の扉に引用されていた詩の一節です。

 この作品が収録されていた『竜神沼』というマンガ作品のアンソロジーには、数人の詩人の詩が引用されている作品が含まれており、僕が「詩」に興味を持つようになった理由のひとつとして、中学と高校の間の春休みに、この本を読んだことがあります。

 尚、スウィンバーンは19世紀から20世紀初頭のイギリスの詩人ですが、上記の詩の原典等に就いては、嘗て書店や図書館で幾つかの詩集を手に取って調べて見たことがあるのですが、結局は良く分かりませんでした。

 因みに、女流漫画家・萩尾望都さんの、やはり吸血鬼テーマの名作『ポーの一族』は、石ノ森さんの『きりと ばらと ほしと』へのオマージュであると、ご本人が対談やインタビューで語って居られるのを、何度か読んだ記憶があります。

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 と言うことで、本当はもう何篇かの詩を引用して記事を書き直そうと思ったのですが、また挫折してしまいそうなのでやめて、今年撮ったバラの写真を並べて置くことにします。

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 因みに、車椅子を押しながら一眼レフカメラを扱うのは、なかなか大変ですし、今回のような人混みの中では、時に危険でもあるので、今回の写真は、すべてスマートフォン(iPhone 6S)のカメラで撮ったものです。

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 京成バラ園には、野生種か、野生に近いと思われるバラも植えられています。

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 こういう、野ばらに近い雰囲気の赤いバラを観ると、ゲーテの書いた『野バラ』の詩を思い出すのですが、それはまた別の機会にしようと思います。


 以上が、京成バラ園のバラの写真です。

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 今回の記事の最後の写真は、バラ園の外の入場券売り場の傍にある花壇に咲いていた、『マツバウンラン』です。

 今年は、もう会えないと思っていた花なので、とても嬉しく感じながら、数枚の写真を撮ることが出来ました。

 もう、夜が明ければ6月です。家の庭では、ビヨウヤナギとニワナナカマドの蕾が、もう数日で咲きそうな程に膨らみ始めています。

 その二つの花が咲いて、写真が撮れたら、今度は大幅に遅れることの無いように、ブログを更新したいと思っています。

 尚、ブログ仲間の皆さんの記事へ、なかなか訪問することが出来ずにいますが、次の記事を書く頃までには、何とかお邪魔したいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願い致します<m(_ _)m>


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コメント 4

mimimomo

こんばんは^^
素晴らしいバラですね~確かに一つ一つのお花もいいですが、風景としてみるのはまた素晴らしい! 最近わたくしも風景写真を少しずつ勉強しています。
詩といえば、谷川俊太郎さんと川上弘美さんの本を図書館から借りてきて読みましたが、「詩」はわたくしにはなかなか分かりません。神経衰弱になりそう(^-^
by mimimomo (2016-06-01 18:22) 

きまじめさん

薔薇ノ木ニ 薔薇ノ花サク ナニゴトノ不思議ナケレド
学生時代コーラス部の練習曲で、初めて目にした詩です。
(文学的なことほとんど無知でしたので北原白秋の詩であることも
その時初めて知りました)
何十年ぶりに目にしてとても懐かしく思いました。
薔薇、どれも美しいです。
by きまじめさん (2016-06-02 23:31) 

sakamono

先日、ウチのバラの棘を、勢いよく手の甲に刺してしまい、2週間経つのですが
まだ痛みがひかず「バラの棘を刺して死んだ」という話に、少しギョッとしました^^;。
by sakamono (2016-06-04 14:51) 

sasasa

京成バラ園、色んなバラがあって、
中も広くていいですよね(^_^)
by sasasa (2016-06-05 20:58) 

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