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生命の姿 ~蜂・蟷螂・蜘蛛・蛇~ [小動物・昆虫]

 今回の記事は、あまり人に好まれないことの多い、昆虫と小動物を取り上げました。 
 それは、
ハチ、カマキリ、クモ、そしてヘビです。

 最初の写真は、スズメバチの中でも
、比較的おとなしいとされている、ヒメスズメバチですが、次の、ハラビロカミキリとナガコガネグモ、そしてシマヘビの写真は、どれも捕食中の様子を撮ったものです。

 殊に、シマヘビの写真は、アカガエルを呑みこもうとしているところですから、そういうものは、見たくないと思われる方は、どうぞ今回はパスして下さい。

 それらの生き物が、平気だと言う方と、恐いもの見たさで覗いて見ようと言う方は、宜しければ、どうぞご覧下さい。

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                                                   ヒメスズメバチ 姫雀蜂  ハチ目(膜翅目) スズメバチ科

 スズメバチの仲間では、オオスズメバチに次ぐ大型のハチで、体長は24~37mm程もあります。

 威嚇するように、大きな羽音を立てて飛びますが、スズメバチの仲間では、「姫」の名前の通り、おとなしい種類とされています。
 滅多に人を刺すことはなく、毒性も強くはないとの事ですが、不用意に近付かないことが得策と言えます。

 蜂全般に言えることですが、こうして吸蜜に訪れている時などには、余程のことがない限りは、滅多に人を襲ったりはしません。
 但し、巣の近くでは様子が違って来ます。不用意に巣に近付き過ぎたり、大袈裟な動き方をしたり、慌てて逃げたりすると、逆に蜂の方が危険を感じて、巣を守るために襲って来ることがあります。
 蜂が大量に飛んでいるのを見掛けたら、ゆっくりと身を屈めて、静かに立ち去るのが一番です。

 もしも、刺された場合は、すぐに病院へ行って下さい。
 その際、もし刺した蜂を、叩き落したりしていた場合は、その死骸を持って行くのが良いようです。

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 スズメバチにも、多くの種類がありますが、腹部の先端が黒いのは、ヒメスズメバチだけだと、言うことですから、比較的容易く見分けることが出来ます。

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 スズメバチの幼虫が、肉食であるため、成虫は他の昆虫などを捕らえて、咀嚼し肉団子にして、巣に運び幼虫に食べさせます。
 ヒメスズメバチの場合は、主にアシナガバチの巣を襲って、幼虫や蛹(さなぎ)を狩って、自分の巣の幼虫に与えます。

 スズメバチの成虫は、こうして花を訪れて蜜をなめますが、舌が短いため、ヤブガラシのような密腺が露出している種類の花でないと、蜜が採れないのだそうです。

 蜂というと、巣に蜜を蓄えるものと思っている方もいらっしゃると思いますが、それは「蜜蜂」に限ったことで、スズメバチやアシナガバチは、蜜を蓄えることはありません。

 こうして、花を訪れるスズメバチの目的は、花にやってくる他の昆虫を捕獲することと、成虫自らの栄養分として、花の蜜をなめることにあります。

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                                           ハラビロカマキリ 腹広螳螂   カマキリ目 カマキリ科

 ナミアゲハを捕食する、ハラビロカマキリです。

 用事があって出掛ける途中に、ヤブガラシの下で見付けました。

 最初に見た時には、アゲハが妙な体勢で止まっているように見えたのですが、近付いてみると、ハラビロカマキリに捕獲されていたことに気付きました。

 恐らく、ナミアゲハが、ヤブガラシに吸蜜に来た所を、素早く捕まえたのでしょう。


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 外出からの帰り道、さっきの辺りを通り掛かると、ヤブガラシの花の下に隠れて、獲物の訪れを待ち構えているハラビロカマキリの姿がありました。

 同じ個体かどうかは、分かりませんが、上の写真のハラビロカマキリもまた、こんな風にして、獲物を捕えたのかも知れません。

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                                      ナガコガネグモ 長黄金蜘蛛   クモ目 コガネグモ科 コガネグモ属

 コガネグモ科のクモですが、科名になっている「コガネグモ」は、少なくともこの辺り(千葉県習志野市)では、まったく見掛けません。

 ナガコガネグモの名称は、同科のコガネグモに比べて、体が細長いことに由来します。

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 バッタの仲間を、捕食するナガコガネグモです。

 前の写真のナガコガネグモと、別の日ですが、ほぼ同じ場所で撮っていますから、同じ個体の可能性もあります。


 

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 一般的に、「蜘蛛」も「昆虫」の仲間だと思われている方が多いようです。  
 確かに「昆虫」同様、
「節足動物」の仲間ですが、その下での項目の中では、原則6本脚の「昆虫」と8本脚の「蜘蛛」とでは、分類学的には明確に区別されています。

 ただ、普通には、学問上の定義とは関係なく、どちらも「虫」と呼ばれることが多いですから、それはそれでかまわないと思います。

 因みに、次に挙げるヘビもまた、嘗ては「虫」(或いは「蟲」とも表記されます)と捉えられていました。
 毒蛇の「マムシ」という名称は、その名残と言うことのようです。

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                                                               ベニシジミ 紅小灰蝶  鱗翅目 シジミチョウ科

 昨年(2011年)の10月半ば過ぎの頃、ミゾソバやカントウヨメナの花を撮ろうとして、雑草に覆われた、田圃の畔に降りて行きました。
 丁度、イヌタデにベニシジミが止まっていたりもしたので、写真を撮りながら、雑草のために、田圃との境界も定かではない畦を歩いていると、足元の田圃の中で、何かが激しく動きました。

 思わず、立ち止まって、田圃を見下ろすと、身体をくねらせているヘビがいました。
 

     ↓ ↓ ↓ 以下、アカガエルを捕食しようとしている、シマヘビの写真が5枚続きます。

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                                                        シマヘビ 縞蛇   爬虫綱 有鱗目 ナミヘビ科 ナメラ属

 今回取り上げた、昆虫もクモも、僕は怖いと思うことも、気味が悪いと思うこともありません。スズメバチも、刺されない範囲内でなら、かなり近付いて観察したり、写真を撮ることも、平気で出来ます。
 しかし、ヘビはちょっと例外です。
 何故なのか、良くは分かりませんが、怖いと言うほどではなくても、ちょっと引いてしまうという感じです。ですから、ヘビに触れたことも、たった一度だけしかありません。それも、中学生の頃に友人が捕まえて来たヤマカガシを、昔のアニメ「DRスランプアラレちゃん」にあったような「勇気の人差し指」で、一瞬触れてみたことがあるだけです。
 今でも、捕まえてみようなどとは思いませんが、カメラを持っている時であれば、写真を撮る位のことは出来ます。

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 シマヘビは、他のヘビに比べて、ちょっと怖い目をしているようで、手元にある爬虫類図鑑「日本のカメ・ヘビ・トカゲ」(山渓ハンディ図鑑10)の解説にも、「目つきが鋭く精悍な顔つき」とあります。

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 同図鑑には、「興奮すると頭を三角形にして威嚇することがあり、ニホンマムシと誤認されて殺されることも多い」とありますが、上の写真の頭は、確かにそんな形をしています。

 しかし、落ち着いて全体を見れば、マムシとは全く異なる姿をしています。
 かなり昔のことですが、船橋市の雑木林の中で、たった一度だけマムシと思われるヘビを見かけたことがあります。何だか、もっとジトッとした感じの体長の短い、赤み掛かった蛇で、見た瞬間背筋がぞっとしました。そのまま息を殺し、そうっと後ずさりをして、数メートル程離れてから、後も見ずに逃げ戻った記憶があります。
 「人をわざわざ追いかけてはこないので、出会ってしまったときは静かにその場を離れるのが得策である
」と同図鑑の「ニホンマムシ」の項にありますから、その行動は正しかったようです。

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 最初に見たときには、アカガエルの腹に食いついていましたが、獲物を仕留めた後は、脚から呑み込もうとしているようです。

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 暫く、カメラを向けているうちに、シマヘビが、写真を撮っている僕の存在に、気付いてしまったようです。
 折角捕えた獲物を捨てて、逃げ出しそうな様子が見えたので、僕は静かにその場を離れました。

 シマヘビが獲物を食べられないこともそうですが、死んだアカガエルも、このまま捨て去られてしまっては、却って可愛そうな気がしたからです。

 それもまた、食物連鎖の輪の中での出来事として捉えるべきことでしょうから。

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 その場を離れた後で撮ったミゾソバの写真には、小さな徘徊性のクモが写り込んでいました。

参考図書

ハンディ10日本のカメ・トカゲ・ヘビ (山溪ハンディ図鑑)

ハンディ10日本のカメ・トカゲ・ヘビ (山溪ハンディ図鑑)

  • 作者: 松橋 利光
  • 出版社/メーカー: 山と溪谷社
  • 発売日: 2007/06/01
  • メディア: 単行本


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uminokajin

じっくりと見ることが出来ましたね。すごいです。
by uminokajin (2012-10-17 07:44) 

ゴーパ1号

これからは洗濯物の中のハチに注意の季節ですね。。
by ゴーパ1号 (2012-10-17 09:32) 

mimimomo

こんにちは^^
怖いもの見たさで見ました(^0^
しかし面白いですね。自分の身体より大きいものを食べるのですよね。
人間だったら考えられない~(^^  
by mimimomo (2012-10-17 09:59) 

枝動

すごい瞬間を捉えましたね。
飲み込んだあとの蛇は見たことありますが、捕獲の瞬間は初めてです。
確かに、三角頭(地方の方言です)に見えますね。
by 枝動 (2012-10-17 12:46) 

sakamono

スズメバチは、1度刺されて以来、どうもコワくていけません^^;。
その時も、後で気がついたら、巣が近くにありました。
ヘビ、すごいですね。じっくり見させていただきました。
by sakamono (2012-10-20 16:54) 

はてみ

捕食のシーンはどれも見応えがありますね。
昔、シマヘビを飼っていたとき、餌としてカエルをあげたんじゃなかったかな
と思うのですが、食べているシーンが記憶にあるような、ないような。
口を広げてカエルを呑み込んでいくところを、しっかり観察したいものです。
しかしもし自分が蝶だったら、花の下にカマキリが隠れていて飛び出してきたら、
驚きと怖さで泣いちゃうんじゃないかな~と思います(^_^;)
by はてみ (2012-10-22 22:27) 

はてみ

当然と言えば当然乍ら、みんな虫偏なんですね~。
by はてみ (2012-10-22 22:38) 

miwa

凄い瞬間を捉えた写真ですね~
by miwa (2012-10-23 09:14) 

春分

いい写真ですね。
私もかつて「ヘビに呑まれるカエル」を撮りました。
トラックバックさせて下さい。
by 春分 (2012-10-23 20:04) 

きまじめさん

スズメバチの姿をこうやって拝見すると、とても獰猛に見えますね。
この様なものに刺される事を想像しただけで、恐ろしくなります。
蛇類は見ても大丈夫なので拝見してまいりましたが、
捕食場面は、あまりに美しくリアルに写っているので
流石に見直しはできませんでした。
by きまじめさん (2012-10-23 23:25) 

dino-tail

先日三男がハラビロカマキリを捕まえました。
ヘビも蜘蛛もどちらかというと好きな部類の生き物なので
興味深く拝見しました。
やっぱり自然の生み出す造形は美しいですね~
ため息が出ます。
ご紹介の本もぜひ購入しようと思います。
by dino-tail (2012-10-24 06:54) 

じゅんぺい

虫は意外と平気ですが、足が無いのと多すぎるのは苦手です(苦笑)
by じゅんぺい (2012-10-26 07:21) 

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