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コオニユリとオニユリ・アゲハとクロアゲハ [花・昆虫]

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     オニユリ  鬼百合  ユリ科  ユリ属

 7月19日の朝。
 庭のオニユリが咲き始めました。

 

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  コオニユリ   小鬼百合    ユリ科  ユリ属

 それより半月ほど前の7月初め頃には、ほぼ同じ場所にコオニユリが咲いていました。 

 この近縁種にあたる二種類のユリは、外見上では殆ど見分けがつきません。

 一応は、名前の通り、コオニユリの方が、オニユリよりも全体的に一回り程小さいと言う事にはなってはいます。

 でも、一回り程の大小の差異を見分けるには、二種類のそれぞれを並べて見て、その大きさを比較してみなければなりませんし、多分個体差というものもあるでしょうから、見分け方としては、些か心許ないようにも感じます。

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     オニユリ  鬼百合  ユリ科  ユリ属

 改めて、オニユリです。
 こうして、写真を並べて見ても、やっぱり花だけでは、どうにも見分けようがありません。

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     オニユリ  鬼百合  ユリ科  ユリ属

 一つだけ、確実に見分ける方法は、この葉脇(ようえき)に出来る「ムカゴ」です。
 これは、オニユリだけに見られるもので、コオニユリには、ムカゴは出来ません。

 オニユリのムカゴは、花が終わり茎が枯れる頃には、そのまま地面に落ちて根を出し、翌年の春には発芽します。
 勿論、すべてのムカゴが発芽する訳ではありませんし、花が咲くまでには、それなりの年数を要します。しかし、その生命力は旺盛で、地面に落ちたばかりのムカゴから、既に根が出ている状態のものも、よく見掛けます。家の庭のオニユリが何時の間にか増えていたのも、このムカゴの旺盛な生命力によるようです。

 

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 アゲハ  揚羽  鱗翅目 アゲハチョウ科

 7月2日。
 コオニユリの花に、アゲハが訪れてくれました。
 以下の写真で、アゲハが止まっている花は、すべてコオニユリです。 

 

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  アゲハ蝶の仲間には、キアゲハやクロアゲハ、アオスジアゲハ等がいますが、写真のこの蝶が、本来の「アゲハチョウ」です。

 単に「アゲハ」と呼ぶと、他のアゲハの仲間と間違えやすいせいか、「ナミアゲハ」とも呼ばれます。
 ナミアゲハとは、「並」のアゲハ、つまり普通のアゲハチョウの意味です。

 

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 因みに、アゲハが止まっている、写真の「コオニユリ」は、本来の野生種ではなく、栽培品種の「コオニユリ」です。

 実は、この花の球根は、園芸店で手に入れたものではなく、昨年の暮れにスーパーマーケットの根菜売り場に、おが屑に包まれて売られていた、食用の「ユリ根」です。
 2~3個買って来たユリ根は、周囲の鱗片を剥がして、ずっと昔に、今は亡き母に教わったようにして、煮て食べましたが、芯の部分をある程度残して置いて、庭に植えたものから咲いたのが、ここに載せた写真の花です。

 元々は、ヤマユリやオニユリの球根も食用とされていたようですが、現在販売されている食用の「ユリ根」は、その殆どが北海道産の栽培品種の「コオニユリ」だと言うことです。
 僕が買って来たユリ根にも、確かに北海道産の表示がありました。

 

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 アゲハの翅には、何時の間にか、コオニユリの花粉が付いています。

 こうして見ると、花を訪れる昆虫が、巧みに授粉の手助けをさせられていることがよく分かります。 

 

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 しかし、少し不思議なのは、アゲハチョウが、その細くて長い、ストローのような嘴(くちばし)を、通常花の蜜腺(みつせん)のありそうな、花弁の合わさっている部分にではなく、花弁の反り返っている辺りに延ばしているように見えることです。

 撮った写真を見ながら、ユリの花の蜜腺(みつせん)の位置が、どうにも気になってなりません。

 そこで、ユリの花の蜜腺(みつせん)の位置に就いて調べて見ようと思ったのですが、ユリの花の構造が載っていそうな本が、三月の地震で書庫の本が崩れた後、ひたすら積み重ね直しただけで、まだ完全には片付け終えていない本の山の奥に埋もれてしまっていて、今回は見付けることが出来ませんでした。

 また、来年への宿題が出来たような気分です…。

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 クロアゲハ  黒揚羽   鱗翅目 アゲハチョウ科

 7月23日。
 数日前から咲き始めたオニユリの花に、クロアゲハが訪れてくれました。 

 

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 このクロアゲハの写真を見ても、やはり蜜腺の在りかが気になりますが、気にして心に留めて置くと、いずれ必要な情報が、不意に目の前に現れると云う事は、よくあることなので、その時を待つことにしましした。
 

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   黒い翼をはためかせて

   美しい蝶が煌めくように舞う


 

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   眩い夏の陽射しの中

   揺蕩(たゆた)うように

   移ろって行く時間

 

kuroageha-5.jpg

   目眩(めくるめ)く夏のひと時の

   密やかに静かな瞬間

 


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 全く更新も出来ず、何時も来て下さる皆さんのブログへもお邪魔出来ないまま、終に一ヶ月が過ぎてしまいました。

 以前、ブログ仲間の春分さんが、コメントして下さったように、将に「月間 風の詩(かぜのうた)」になってしまいました…。

 

niwananakamado.jpg

 前の記事に載せた「ニワナナカマド」は、既にその花期を終えましたが、時折こんな風に、返り咲きの花を見せてくれます。
 それは、最盛期の花穂に較べると、本当にささやかなものですが、そんな返り咲きの花は、十一月頃までの間、思い出したように時折、その可憐な姿を見せてくれます。

 僕の記事のニワナナカマドの写真に、何時も素敵なコメントを下さる、最も古くからのブログ仲間のお一人であるmimimomo さんを始めとする皆さん、そしてその記事に、初めてのコメントを下さった、 ichii さんのお仲間の沙於里 さんに、感謝を込めて、このささやかなニワナナカマドの返り咲きの花の写真を載せて置くことにしました。

 因みに、やはり古くからのブログ仲間の gillman さんのご質問には、残念ながらこのニワナナカマドは、「紅葉はしません」とお答えして置きます。


 

Zephyranthes.jpg

 そして、ゼフィランサスに就いて検索をされて、僕のブログに辿り着いて下さり、過分なお褒めの言葉を下さった ギタ。 さんに、たまたまこの朝に咲き始めた、ゼフィランサスの写真を載せてお礼とさせて頂くことにします。

 本当は、現在の勤め先で、唯一僕のブログを見ていて下さるAさんからの慫慂もあり、せめて25日か26日には更新をしたいと思っていたのですが、とうとう前の記事から一ヶ月をオーバーしてしまいました。

 多分、 明日以降には、何時も僕のブログを見て下さる皆さんのところへも、お邪魔出来ると思いますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 尚、次回の記事は、ここ数日のうちに撮れた、セミの羽化の写真を掲載するつもり居ります。

 

 


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コメント 9

春分

実家の庭にはオニユリが毎年咲いていました。
コオニユリかとも思いましたが、ムカゴの記憶もあり、オニユリですね。
ナナカマドは、宇都宮市辺りでもうまく紅葉しません。
種類の問題ではなく、気温が理由かもしれませんね。

by 春分 (2011-07-27 23:30) 

ゴーパ1号

ホウセンカとかオシロイバナなど最近見かけなくなってしまいました。
オニユリだけは家に咲いているので、夏だなーと思うのと同時に、子供の頃の夏を思い出します。
by ゴーパ1号 (2011-07-28 00:11) 

ぜふ

アップされた写真を見ると、たしかに蝶のつかまっている場所が変ですね。
(そこからは蜜が吸えないのではという意味で)
でも、オニユリは頭を垂れて花びらを反り返らせているので、
上方から飛んできた蝶は花びらの中間部にまずは着地せざるをえない
ように思います。
すると、後翅には花粉が付く。そうさせるための咲き方なのではと・・・^^

ところで、ゼフィランサスは(なかなかお目にかかれない)とても好きな花です。
横向きに咲く種類とあわせて、レインリリーという呼び方が好きなんです。
見せていただきありがとうございました┌(_ _)┐
by ぜふ (2011-07-28 06:39) 

きまじめさん

オニユリとコオニユリの区別どころか、コオニユリという名さえ知らなかったので、
非常に興味深く読ませていただきました。
by きまじめさん (2011-07-28 22:45) 

sakamono

食用のユリ根でも、ちゃんと育って花が咲くコトに驚きました。
ナミアゲハ=普通のアゲハチョウ、というところも^^;。
by sakamono (2011-07-30 14:35) 

asahama

綺麗だなぁ〜と見入ってしまいました。

本棚の雪崩はしばらく大変そうですね^^;
by asahama (2011-07-31 09:28) 

gillman

あ、紅葉しないんだ。
このムカゴ、家のユリにもついていたんですが、最初は虫かと思って…
by gillman (2011-07-31 12:32) 

mimimomo

こんばんは^^
gillmanさんの『最初は虫かと思って』に嬉しくなっちゃいました^^
オレンジ色のお花と黒い羽の蝶、素敵な取り合わせですね~
今度スーパーで百合根を買ってきて植えてみようかしら~
ニワナナカマドって返り咲きするのですね。植物って不思議。
by mimimomo (2011-08-02 20:05) 

ナナ

ムカゴ・・・イチジク、にんじん、さんばら、しいたけ、ごぼうにムカゴにナナクサ、ハクサイ、クネンボ、とうふ。のムカゴですよね????

私、最初、写真をみて「あ、葉っぱにカワニナがついてる」って思っちゃいましたよ...

でも、実は、ここの記事で一番のお気に入りは、クロアゲハの2枚目の写真です♪
翅が透けているようではないですか????
うふふ。
もしかして、私だけの大発見かしら?ちょっとワクワクします。
by ナナ (2011-08-11 14:33) 

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