昆虫の擬態 <バッタとナナフシ> [昆虫]

ニワゼキショウが咲いていました。
写真を撮っていると、近くの草の中で、何かが飛んだようでした。

何だろう?
バッタです。見えますよね?
まだ、子供なので小さいですが・・・。

分かりやすい位置から、もう少しアップで。
バッタは、鳥や小動物に食べられないように、ススキやカヤの葉に似せた姿をしています。
これを『擬態(ぎたい)』といいます。
このバッタは、多分『ショウリョウバッタ』の幼生です。
『ショウリョウバッタ』は『精霊飛蝗』と書きます。
さだまさしさんの歌の『精霊流し』と同じ字ですが、この場合は『しょうろう』ではなく『しょうりょう』と読みます。
名前の由来は、旧暦のお盆を『精霊会(しょうりょうえ)』ともいい、その時期に多いバッタだからと言うことです。ちょっと、無理矢理な感じもします。
大人の雄が飛ぶときに、「キチキチ」という音を出すため、昔はよく『キチキチバッタ』とも呼ばれていました。
ショウリョウバッタ
直翅目 バッタ科
さて次は、昨日の記事の野薔薇を、よく確認しに行ったときのこと、葉の陰になにやらそっと動くものがいました。

よく見ると、小さな虫が二匹います。
一匹は、写真の真ん中の、縦になった枝と重なっているので、ちょっと解かり難いですが、その左に横になっている虫が見えるでしょうか?

『ナナフシ』です。
但し、『ナナフシ』も種類が多いので、『ナナフシ』または『エダナナフシ』かも知れません。
どちらにしても、幼生です。
このナナフシの仲間は、バッタ以上に本格的な『擬態』の名人です。
木の枝に化けていて、動きも枝が風に揺れるように、揺ら揺らした感じです。
脚を不思議な形に、伸ばしたり曲げたりして、微かに揺れていると、まったく木の小枝のようです。
先程のバッタもそうですが、このナナフシも以前のてんとう虫の記事に書いた『完全変態』をせず、『不完全変態』で成長します。
蛹の過程を経ない上に、子供の時も大人とほとんど同じ姿をしています。
バッタも、ナナフシも何回かの脱皮を繰り返して、だんだん大きくなって行きます。
このナナフシの幼生は、頭から尻尾までの長さが4cm程でしたが、大人になると10cm位になります。

『ナナフシ』は『七節』と書きます。体が、木の枝のように節くれだって見える所から、名付けられたようです。
七というのは、沢山あるという意味で、実際は腹部だけで11節(せつ)あり、胸部や手足まで節に見立てれば、もっと沢山に見えると思います。
『ナナフシ』は、木の葉などを食べています。

ナナフシは、木の枝に化けて身を守るのですが、野薔薇の葉っぱの上では、割合簡単にばれてしまいそうですね。
実は、この時僕がナナフシにちょっと触ったら、下に落ちてしまったのです。
それで、そっと掌に乗せて、この葉っぱの下につかまらせると、やがて上に登っったという訳です。
ナナフシには、少し気の毒でしたが、お陰で目や触覚まで分かる写真が撮れました。
この後、ちゃんと見え難いところへ移動して行きましたから、大丈夫です。
脚が5本しか見えませんが、体の向こう側に隠れているだけですので、それもご心配なく。
ナナフシ
ナナフシ目 ナナフシ科
最後に、折角撮って来たので、小さな『ニワゼキショウ』の、大きめのアップを載せておくことにします。白花ですが、花弁の奥の紫と黄色が綺麗でした。

ニワゼキショウ 庭石菖
アヤメ科 ニワゼキショウ属
photo by 宮島育雄









図鑑を読んでいる気持ちになってきました^^;; スゴイ!
ナナフシのオメメ&触角が、メチャクチャ可愛いです♪
6枚目の写真、踏ん張っているのでしょうか?(笑)
by achami (2005-06-04 14:43)
草むらに行くとよくいますよね、バッタ。奈良の法隆寺の近くの、法起寺(?)というところに、コスモスがキレイでよく行くのですが、そこでよくバッタに遭います。もっと自然がたくさんあるところで育ちたかったなぁ。
キチキチバッタって言います言います☆
ナナフシすごいです。niceです!
ニワゼキショウ綺麗ですね。昆虫の目からでもコントラストがはっきり分かりそう。
by (2005-06-04 15:24)
キチキチバッタ=ショウリョウバッタだったんですね、どちらも言ってましたぁ。
ナナフシは見たことありません、ペラペラした昆虫ですねぇ。^^
by shareki (2005-06-04 16:12)
ニワゼキショウ、黄色と紫がキレイですね。
ナナフシは動かないと気がつかないですよね。良く見ると不思議です。
by atom (2005-06-04 16:13)
うちの庭は無農薬(ただ何も手入れしていない)なので、昆虫が結構います。オンブバッタ、って本当の名前何と言うのでしょう。いつも子連れ。ナナフシも面白いですね。本当に木の節みたいに。
by mimimomo (2005-06-04 16:24)
6枚目の写真、「プラトーン」でしょうか?(笑)
天を仰いでいるように見えます!
それにしても、幼生の昆虫は、何だかまだ柔らかい感じに見えます。儚げですね。
私はよくこのショウリョウバッタを捕まえて遊んでいました。
そして、手のひらに必ずと言っていいほど、黄色い汁をつけられていました。
by ナナ (2005-06-04 16:40)
もうバッタが飛んでいるのですね。でもこれでは見かけていても気付いていないかもしれません。本当に葉っぱとか枝そのものですね。ニワゼキショウも綺麗です。こんなに近づいてみたことがないです。
by penpen (2005-06-04 17:06)
初めまして…いい感じです。バッタさんとナナフシさん!
なんか、このまま、お話ができそうで、いいなぁ…
by 夏Meg (2005-06-04 18:11)
なんだか子供心を思い出しますね。。
by ichiro (2005-06-04 19:18)
カムフラージュの名人、ナナフシ。意外とかわいい目してますね。
by tanaka-ma3 (2005-06-04 19:24)
どこで教わったんだか、子供のころ「ショウリョウ、ショウリョウ」と呼んでました。精霊という字なんですねー。
昆虫ほど多様な生物はいないですね。
by じゅん (2005-06-05 08:48)
ナナフシ 前 なぜか会社の中の壁によくへばりついていました(^^;;
はじめは ナナフシ が何だか分からなくて、上司に聞いた記憶があります(^^;;;
ショウリュウ。。。 そういう意味がある言葉だったのですね!
子供の頃 しょうゆばった と言っていました(^^;;;
by あやこ (2005-06-05 09:20)
ナナフシは不思議ですね。擬態している雰囲気がわかります。
by IXY-nob (2005-06-05 14:42)
しらない虫君もいる事が判明!!
ラストの写真に目を奪われちゃいました。
by beer (2005-06-05 18:25)
バッタ、よくくっきりとキャッチしましたね♪
特に横から写ったのはいいですね。花もすごい!
by sera (2005-06-05 20:51)
もうバッタがぁ・・、ナナフシって図鑑以外で初めて見ました。
by うっぴぃ〜 (2005-06-05 21:50)
こんばんわ(^-^)
かわいいお花・・・バッタは今の季節多いのかな?
by maya (2005-06-05 23:06)
手足が長くてひょうきんな感じですね。丸バレなのに、隠れたつもりでいるところが面白いです。ニワゼキショウの中心の紫と黄色がキレイですね。
by barbie (2005-06-05 23:47)
花を撮りに行って、バッタを見つけると得した気分になりますね!(^_^)
by HAL (2005-06-06 02:04)
ナナフシ・ばった この辺ではもはや見られません。
自然いいですねぇ~
by akamaru (2005-06-06 14:53)
ナナフシって、ほんと、気づけませんよ〜。
発見するたびに、ドキっとします。
(そんなに発見した事ないんですが、取材なんかで
自然の中を歩いてたら急にわかって)
by koza (2005-06-06 18:34)
ナナフシ、よくめっけられましたね!
キチキチバッタ、うちのほうではチキチキバッタでした(笑
by 満月堂 (2005-06-07 15:17)
◇ achami さん ありがとうございます。
まだ、子供のナナフシですが、一所懸命生きていますね。
ちょっと捕まえてしまったので、怒っていたのかも知れません。
◇ 理恵子 さん ありがとうございます。
法起寺は、三重塔があるところですね。法隆寺にも、一回しか行っていませんが、今度行ったら法起寺にも行ってみたいと思っています。
都会にも、探して見ると自然は残っていますよ。
◇ 渋樹 さん ありがとうございます。
ナナフシは大人になると、もっと木の枝のような感じになります。
◇ atom さん ありがとうございます。
確かに、じっとしていれば、なかなか気付き難い昆虫です。
◇ mimimomo さん ありがとうございます。
オンブバッタが、本当の名前です。でも、大抵は親子ではなくご夫婦です。(時々、幼生の時期に別の個体に乗ることもあるようですが、それも親子ではないと思います)
ちなみに、オンブバッタのご夫婦は、大きい方が奥さんです。
◇ ナナ さん ありがとうございます。
「プラトーン」・・・。映画は見ていませんが、DVDのジャケット写真は記憶にありました。nice!ですね。(記事にnice!押せないので、せめてコメントに・・・)
本当は、僕が一度捕まえたので、怒りのポーズかも知れません。
昨日、外で首筋を何かが這っていたので、捕まえてみるとてんとう虫でした。僕も、手に黄色い汁を付けられました・・・。久し振りでした。
◇ penpen さん ありがとうございます。
まだ子供でしたが、もうそういう季節だなぁと、感じました。
ニワゼキショウを記事にし損なったので、ここに載せました。
◇ KitakamakuraHouse さん 始めまして、ありがとうございます。
子供の頃から昆虫が好きでしたが、改めて見ると面白いものです。
◇ ichiro さん 始めまして、ありがとうございます。
僕も、子供の頃に帰っているような気分でした。
◇ tanaka-ma3 さん ありがとうございます。
ナナフシが、こんなにキョトンとしたような顔をしているなんて、子供の頃には思っていませんでした。
◇ じゅん さん ありがとうございます。
子供の頃に覚えた名前は、改めて意味を考えてみたりしないですね。
どこかで、その意味を知ると「えっ」と思うことが多いように思います。
◇ あやこ さん ありがとうございます。
壁では、隠れることが出来ないのに・・・。やっぱり、虫も居場所がなくなって来ているのかも知れません・・・。
子供の頃って、疑いもなくおかしな名前で、呼んでいる事がよくありますね。
◇ sanesasi さん nice!ありがとうございます。
◇ IXY-nob さん ありがとうございます。
鳥などに食べられないように、ナナフシも必死なのでしょうね。
◇ beer さん ありがとうございます。
昆虫は種類が多いので、知らない種類は沢山あります。
記事にしそびれた花に、注目して頂いて嬉しいです!
◇ sera さん ありがとうございます。
花を撮っていたら、たまたま側に来てくれました。
luckyでした!
◇ PETAMUN_R さん ありがとうございます。
ナナフシは、見つけ難い昆虫ですね。
◇ maya さん ありがとうございます。
そろそろ、バッタも沢山出て来る季節になりましたね。
◇ barbie さん ありがとうございます。
僕が捕まえてしまったせいで、葉の上に乗ってしまいましたが、普段はもう少し上手に隠れています。
◇ HAL さん ありがとうございます。
そうですね、バッタに限らず虫を見つけると、しばらく花はそっちのけになります。
◇ あかまる さん ありがとうございます。
家の方には、今のところまだいますが、ひと頃に比べると、随分減って来ています・・・。
◇ こざき さん ありがとうございます。
僕も、今回のは本当に偶然です。
ただ、ひたすらラッキーという感じでした。
◇ 満月堂 さん ありがとうございます。
野薔薇の葉の様子を確認しに行って、偶然見つけました。
幸運に恵まれたと思っています。
子供の頃の、虫や花の呼び名って、色々面白いですね!
by albireo (2005-06-07 18:39)
ナナフシ、よくみつけられましたね〜♪ ♪ d(⌒o⌒)b♪
σ(^^*) まだ野生のナナフシを見たことがないのです。
昆虫館に飼育されているのは見たことがありますが・・・(^^;)
ユーモラスな姿をしていますね^^
by kumako (2005-06-10 01:33)
ニワゼキショウは幼少の頃から大好きな花なのです。
つぼみの形もとっても可愛い。
いつもながら、素敵な写真ですね〜。
by runex (2005-06-10 01:42)
◇ kumako さん ありがとうございます。
実は、僕も子供の頃以来、しばらくぶりでした。
普通に見られる昆虫の種類が、減っているのは寂しいですね。
◇ runex さん ありがとうございます。
ニワゼキショウは、本当に小さくて可愛いですね。
もっと別の色もあるようなので、探してみたいと思っています。
by albireo (2005-07-17 10:55)
そうです。ここで見ました。
by beer (2005-07-17 11:10)
◇ beer さん ありがとうございます。
やっぱりそうでしたか(^^♪ とても嬉しく思います<m(__)m>
by albireo (2005-07-17 11:22)